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2006年2月16日 (木)

柔道か柔術か(2)

 ブラジリアン柔術というのがありますね。あれは一般に「柔道でなく柔術なのだ」と解されているようだけれど、果たしてそうか?
 ブラジリアン柔術の創始者は、コンデ・コマこと前田光世(1878-1941)である。前田は1898(明治31)年講道館に入門、やがて講道館三羽烏の一人として勇名をはせるようになった。1904(明治37)年に渡米し、レスラーやボクサーと他流試合をして百戦百勝した。やがてブラジルに渡ってグレイシー一族に格闘技を教えた。これがブラジリアン柔術の発祥である。これは今やよく知られていることである。

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  前田光世が教えた格闘技は柔道か柔術か?
 日本語が出来ないブラジル人が柔「道」と柔「術」を区別して、「我々のやっているのは柔道ではなく柔術だ」などと言うはずがない。
 前田自身が自分の技を「柔術」と呼んでいたから、ブラジルでもジュージツになったのである。坊ちゃんや三四郎のように世間一般でも柔道のことを柔術と呼んだし、講道館で柔道を修業する者も「柔術」と言うのが普通だった。むかしは柔道と柔術を特に区別しなかったのだ。(続く)

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