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2006年3月25日 (土)

ガンジーと裸の女の子たち

 マハトマ・ガンジーは78歳で暗殺される直前まで、孫のような年齢の女性たちと裸体でベッドをともにしていた。

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 映画『ガンジー』は、彼の非暴力不服従運動の正確な描写である。まだ見ていない人はぜひご覧下さい。
 でもあの映画がアカデミー賞をもらったとき、英米では「映画には出てこないことがあるのだ。君、知ってる? ガンジーは裸の女の子たちと寝てたんだよ」などとささやく声もあった。
 
 彼らが言及していたのは、ヴェド・メータの『ガンディーと使徒たち』という本だった。原著は1977年に出版されたが、ベストセラーにはならなかったから、ちゃんと読まないで語っているのだった。

 読んだのなら、そんな言い方はできなかったはずだ。
 ガンジーはもちろん好色漢などではなかった。彼の非暴力運動の基礎をなすサティヤーグラハ(真理の把持)を実現するために、禁欲の実験を行っていたのだ。
 ガンジーの「実験」は確かに奇妙なものだった。生前から秘密にはしなかったから、厳しい批判を受けた。彼の下を去る弟子たちもいた。

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 この「禁欲の実験」は、ガンジーという人間が抱えていた巨大な矛盾(単純な人間にあれだけの偉業が成せるはずがない)の象徴だった。
 今や核保有国となりIT大国となって、なお極端な貧困と差別を抱えているインドという国の矛盾の象徴でもあるのだ。

 下の『ガンディーと使徒たち』がこの本の翻訳です。カテゴリーの「ガンジー」をクリックすれば、この本の抜粋を見ることができます。

ガンジーの写真とイラストはhttp://www.mahatma.org.in/index.jsp

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コメント

こんばんわ~。トラックバックありがとうございます!
私はオーストラリアで看護師になるために勉強しています。
英語の壁・・・とても高いです。
でも、がんばります。
翻訳にも少し興味があります。

けい

投稿: Kay | 2006年3月26日 (日) 00時35分

トラックバックありがとうございます。
ガンジーについての翻訳をなさっておられるのですね。
わたしはこの映画を観て、あらためてガンジーの偉大さ、インドの広大な風景に感動しました。

投稿: 楽蜻庵別館 みのり | 2006年3月27日 (月) 09時54分

トラックバック、ありがとうございました。
個人的なブログの中で、「ひと・こころ・たましい」というカテゴリーで書いた、ガンディーに関する文章がお目に留まったようで、ビックリです。シュヴァイツァーからガンディーへとつなげてみましたが、次はやっぱりキング牧師にしようか、それともトルストイあたりがいいのか、迷っている最中です。きわめて個人的な記事の中に、時折紛れ込んでいる文章なので、もしよければまた是非、コメント下さい。

投稿: shun | 2006年4月12日 (水) 11時34分

TBありがとうです^^
記事のなかの、細い筆のようなもので描いたガンジーの後姿おもしろいですね。よろしければ出典教えてもらえませんか? 絵にちょっと興味あるので・・・。

投稿: oldmole | 2006年4月21日 (金) 13時46分

老体のガンジーが裸の女性と寝ていたなんて、女性全然知りませんでした。孫のような年齢っていうのが実際に何歳ぐらいを指すのか、また、その女性たちはインド人だったのか、等々、非常に気になります。

投稿: コラム.com | 2007年1月 1日 (月) 20時57分

コラム.comさん、コメントありがとうございます。『ガンディーと使徒たち』を読んでみてください。

投稿: 三十郎 | 2007年1月 2日 (火) 14時14分

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