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2007年3月24日 (土)

入学試験について(2) 

 昔の陸軍士官学校や海軍兵学校に当たる防衛大学の入学試験はどうなっているか?
 センター試験を使っているのだろうと思っていたら、違うのですね。
 防衛大学の学生募集要項を見ると、推薦採用試験(募集人員100名)と一般採用試験(募集人員360名)があることが分かる。
 推薦採用試験は高校の校長の推薦を受けた者が対象で、9月に小論文と口述試験と身体検査を行う。
 一般採用試験は11月に独自の学力試験、12月に小論文、口述試験、身体検査を行う。
 ふつうの大学より一足早く入試を行うようだ。それに文部省所管の学校ではないので「防衛大学」ではなく「防衛大学校」が正式名称らしい。
 縄張りが違うというだけのことかも知れないが、あのアホらしいセンター試験を利用しないというのは、まことに結構なことだ。
 推薦採用試験というのがあるし、一般採用試験でもどうやら「口述試験」がかなり大きなウェイトをしめているらしい。
「口述試験」がどういうものか募集要項に説明はないが、「面接」ではなくあくまで「口述試験」であることに注目すべきだろう。「愛国心」や「国を守る気概」があるかどうか、なんてことを聞くのではないと思う。防衛大学の先生なら良識があるはずで、右翼団体の構成員を選ぶのではなくて、将来の軍人を選ぶのだということは分かっているはずだ。秋山好古だって、愛国心に燃えて軍人を志願したのではない。学費無料で勉強できる学校があるというので、師範学校に行き陸軍士官学校を受験したのだ。30分くらいかけて口述試験をしてみれば、「頭の内容」は単なる筆記試験よりも遙かによく分かるはずだ。

 しかし、たとえば東京大学の入学試験で「口述試験」を採り入れるなんてことを誰かが提案したとしたら、「公平を欠く」というので大反対の声が上がるだろう。
Akamons
「客観的」な点数なら信頼ができる――ほとんどの人がこう考えて怪しまないらしい。
 たとえば五科目で500点満点として(実際の東大入試はどうなっているか知らないが)、A君は300点で合格、B君は299点で不合格というように運命が分かれる。しかし、これだけでA君の方が東大生になるのがふさわしいと分かるというのは、よほど特殊な考え方でしょう。
 外国の大学ではこんなアホなことはしていないはずだ。

 

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