寺脇研を
――文部科学省としては一度も「ゆとり教育」という言葉を使ったことはないと、伊吹文科相は言っています。
エー? 本当か? 無責任じゃないか? 円周率は3として計算してもよいとか、台形の面積の求め方は教えなくていいと言ったのは誰だ? 基礎学力が低下していることが分かったから、「ゆとり教育をやめる」ことにしたのじゃなかったのか?
「……と、伊吹文科相は言っています」と言っているのは、朝日新聞の記者である。
朝日の4月1日朝刊4面に、「ゆとり教育」は誤りかという記事があって、ジャーナリストの櫻井よしこ氏と元文部官僚の寺脇研氏の対談を記者が1頁にまとめている。
寺脇研というのは、ウィキペディアによると
寺脇研(1952-)は、は元文部官僚で映画評論家、京都造形芸術大学教授。文部科学省大臣官房広報調整官を最後に同省を辞職した。福岡県生まれ。
ラ・サール高校を卒業後、東京大学法学部に進学。1975年、当時の文部省に入省、キャリア官僚としての出足は、職業教育課長を経て広島県教育長として出向。その後は、ほぼ文部省・文部科学省にあり、1990年代まで「ゆとり教育」の推進者としてマスコミの前面に出て知られるようになり、文部省人事からみて主流ポストを歩いてきたとはいえなかったが、同省の見解のスポークスマン的な役割を担っていくこととなった。
いわゆる「ゆとり教育」の推進者としてその名を知られていたが、近年、地方や低所得層の学生とそうでない学生との著しい(主に受験で高成績を修める為の)学力格差が問題となり、同省の「ゆとり教育」政策に対する批判が強まったのと同時期に大臣官房審議官から外局である文化庁文化部長に異動となり、「ゆとり教育」推進の表舞台から姿を消した。さらに2006年春、同省事務方から勧められた勧奨退職を拒否し、いわゆる中二階ポスト(局次長・審議官・部長)から課長級に当たる同省大臣官房広報調整官へと異例の降格となった(一部報道では、その時、当時の小坂憲次文部科学大臣に慰留されたとある)。こういう報道が出てくるのも「ゆとり教育」路線からの文部省の事実上の方向転換であると指摘されている。
2006年11月10日付で文部科学省を辞職。今後については、「今後も教育や文化について、民間の立場から取り組んでいく」と述べた。
要するにゆとり教育の張本人がこの寺脇研なる男である。
和田秀樹氏のサイト 汚いぞ!寺脇研(2001/6/1) によれば、
先日、とあるテレビ番組から、来年から実施される新学習指導要領とゆとり教育の問題点について、文部省の役人とスタジオで議論してくれと誘いを受けた。(中略)
ところが、数日後、その番組の担当者が、申し訳なさそうに、「文部科学省の 寺脇審議官が、和田と議論するのなら出ないと言っている。文部科学省の当事者が出ないと番組が成立しないので、辞退してほしい」と電話してきた。
(詳しくはここ)
朝日新聞の対談は記者がまとめたものだが、
寺脇 学習指導要領は「教えてはいけない」とは言っていない。……
などと責任逃れに終始していることは、はっきり分かる。
寺脇研は2001年に和田秀樹とのテレビでの議論を逃げて「汚いぞ!」と書かれたのである。しかし、寺脇研が和田秀樹を名誉毀損などで訴えたという話は聞かない。
今からでもいいから、今度は櫻井さんとテレビなどの逃げられないところで討論してもらいたい。
ところで、寺脇研を
むかし小室直樹氏は、ロッキード事件の際に田中角栄の無罪を主張し論陣を張った。小室氏はテレビに出演して「田中角栄を起訴した検察官を死刑にしろ!」と叫んだ。「死刑にしろ」はいくら何でもひどいというので、小室氏はテレビには出られなくなった。
山上たつひこのがきデカでは少年警察官こまわり君が「死刑!」と叫ぶのだった。
この顔を町で見かけても、石をぶつけたりしないように。
| 固定リンク


コメント
TB有り難うございます。
両手の人差し指を立てて、おしりを振って指をおしりのところから後ろに向けて「死刑!」…こまわり君チャンピオン世代としては思わず反応してしまいます。
冗談はさておき、寺脇氏は革命を起こすために文部省に入った(正確な言葉は忘れました)という、まさに愚民左翼思想(愚かなる大衆を我々選ばれし者達が導かねばならない、という思想)の持ち主。見事に彼は志を遂げることができたわけですが、今からでも叩きつぶさないといけませんね。
投稿: 練馬のんべ | 2007年4月 2日 (月) 20時21分
トラックバックありがとうございました。
キネマ旬報に毎号載っている寺脇の批評を読むにつけ、“こいつはバ○だ”との印象をますます強くする今日この頃です。
何でも、広島県の教育長時代には、生徒の偏差値が大幅に下がったとか。そして本省に出張するため上京した際には、好きなピンク映画を観まくっていた(広島では、立場上観られない)という姑息ぶりには呆れてしまいました。
それでは、今後とも宜しくお願いします。
投稿: 元・副会長 | 2007年5月21日 (月) 20時57分
勉強不足甚だしいのお。
いわゆる「ゆとり教育」によって学力が上がった現状をどう受け止めるんだい?
投稿: Kei | 2007年7月17日 (火) 23時36分