ホームズの木刀術(1)
シャーロック・ホームズはsinglestickの達人であった。
『緋色の研究』では、ワトソンが「シャーロック・ホームズの特異点」の一つとして
11. Is an expert singlestick player, boxer, and swordsman.
シングルスティック、ボクシング、剣術の達人
と書いている。
『高貴な依頼人』の事件では、ホームズ自身が
I'm a bit of a single-stick expert, as you know.
ご存じのように、僕はシングルスティックなら少々心得がある。
と言っている。
このシングルスティックというのは、従来は「棒術」と訳してあるけれども、「木刀術」とした方がよろしい、ということは、「柔道か柔術か」の(7)から(9)あたりに書きました。
今でもこのシングルスティックの稽古をしている人たちはいるようだ。たとえばオーストラリアのシドニーにあるStoccata School of Defenceでは、日本の剣道の竹刀から作ったシングルスティックを使って稽古している。
このサイトによると、
シングルスティックというのは、英国の片刃の剣backswordの練習用の木刀である。ふつうはトネリコの若木を木刀の刀身にする。日本の木刀との大きな違いは、必ず籠手を保護する籠柄(かごつか)basket-hiltというものがついていることである。革をふくらませるか柳を籠に編んで半球型のbasket-hiltを作り、その中に手を入れて柄を握る。
ところがトネリコの木はなかなか適当なものがないので、日本の竹刀を使うのだという。オーストラリアでも剣道をする人がかなりいるから竹刀が入手できるのだろう。竹刀の柄は両手で握るから長さは八寸(24cm)あるが、シングルスティックの場合は片手で扱うから、柄の長さは少し切り詰める。
籠柄には、写真のように黄色いプラスティック製のものを使う。これは直径6インチの係留ブイを半分に切ったものである。
この写真では頭部はフェンシング用のマスクで防護しているけれど、上半身はシャツだけである。剣道をやったことがある人なら、防具外れを叩かれるとどれだけ痛いかが分かるはずだ。どうもオーストラリア人は勇敢ですね。
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スクール オブ ロックとやらに年甲斐もなくおじさんが突撃しました。スクール オブ ロックをどこまで理解できろやら、乞うご期待を・・・。 [続きを読む]
受信: 2007年5月17日 (木) 23時54分
コメント
木刀術ですか。いつかは自分も自分なりに体系付けたい世界です。写真、とても刺激的です。勉強になりました。
投稿 心希 | 2007年8月11日 (土) 16時55分