ガンジーは無抵抗主義者か(1)
マハトマ・ガンジーが無抵抗主義者であったというのは誤解である。
ガンジーは非暴力をとなえたが、無抵抗を勧めたことはない。
マハトマ・ガンジー全集は英語版で全100巻あり、全部を読んだ人は一人もいないだろう。だから確言することはできないが、ガンジーが無抵抗という言葉を肯定的文脈で用いたことはないはずだ。
三省堂のニューセンチュリー和英辞典で「無抵抗」を引くと、訳語はnonresistanceとなっている。これは正しいが、続いて挙げられている次の例文は間違っている。
インドはマハトマ・ガンジーの無抵抗主義による諸政策に導かれてついに英国の支配から独立した。
India led by Mahatma Gandhi's policies of passive resistance, finally gained its independence from the British rule.
policies of passive resistanceは「無抵抗主義による諸政策」ではない。
passive resistanceを訳するならば「受動的抵抗」である。「無抵抗」などという訳は、どこをどうひねっても出てこないはずだ。
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コメント
あなたは100巻全部読んだの?わたしは読んでないよ。
投稿 m-maki | 2007年5月12日 (土) 08時06分