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2008年3月24日 (月)

ホームズとワトソンの拳銃(7)

「尻ポケットさえあれば何か詰まっていますよ」
 とレストレードが言ったのはバスカヴィル家の犬の事件だった。
 しかし、拳銃を入れるのはズボンの後ろのポケットなのですね。『まだらの紐』でワトソンが拳銃をポケットに入れて持って行ったけれど、私は漠然と上着のポケットかと思っていた。でも考えてみれば、小型拳銃でも1キロぐらいの重さはある。上着が垂れ下がってはちょっと具合が悪い。

 ところでバスカヴィル家の犬の事件はいつのことか? ベアリング=グールドによると、1888年9月25日から10月20日のことだという。本当だろうか? ホームズもワトソンもちょっと忙しすぎるような気がするけれど。
 
「君の方法を研究するのもこれが最後になるよ。ミス・モースタンが僕との結婚を承諾してくれたのだ」
「そんなことになるのじゃないかと思っていた。僕はおめでとうとは言わないよ」
 という対話は、1888年9月21日にかわされたのだそうです。
 ホームズとワトソンが二人そろって発砲し、宝物は手に入れそこなったけれど、ワトソンは妻を得た。そしてホームズには「コカインがあるさ」というのだった。
 これが9月21日金曜日のことであった。
 週があけて火曜日、9月25日の朝食のときに
「いつもは朝寝坊のシャーロック・ホームズ君が、もうテーブルについていた」とワトソンは言う。
 メアリ・モースタンと婚約はしたけれど、挙式となると色々準備もある。昔のことだから、すぐに同棲を始めるというわけにも行かない。ワトソンがまだベーカー街にいる間に次の事件が始まってしまった。「これが最後」どころか!

 ステッキの忘れ物があって

To James Mortimer, M.R.C.S., from his friends of the C.C.H. 1884

 と彫ってある。ジェームズ・モーティマーとはどういう人物か?

Houn01

 この発端は割合のんびりしているけれども、ワトソンはすぐにダートムアへ行くことになってしまう。事件が解決してロンドンへ戻ってこれたのは10月も下旬になってからである。メアリ・モースタン嬢は放っておいたのですね。大変な危険があったのだから、やむを得ないのだ。

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