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2008年5月23日 (金)

交通標語

 アメリカの高速道路でなんといっても嬉しいのは、あの醜く愚劣な交通標語がひとつもないことですね。すっきりしていて、実に気持がいい。これは前々からしつこく力説していることなのだが、だいたい「交通事故ゼロを目指そう」なんて垂れ幕を歩道橋にかけておく位で、交通事故死が世界からひとつでも減るものだろうか。そんな何の意味もない、全く役にも立たないものを手間暇かけて仰々しく道路に出しておく神経が僕にはよく理解できない。書いてある文句もだいたいの場合センスがなくて、読んでいて不快である。何もアメリカが日本より偉いと言っているわけでは決してないけれど、少なくともアメリカ人は、交通標語を作らないという点に関しては日本人より偉い。(村上春樹)

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