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2008年5月11日 (日)

ブニュエルと煙草

Bunuel02

 アルコールが女王ならば、煙草はその配偶者だ。常によき伴侶であり、雨の日も晴れの日も忠実な友だ。人は幸せを寿ぐため嘆きを隠すために煙草を吸う。一人でいても友達と一緒のときも、五感のすべてを愉しませてくれる。白いシガレットが銀紙に包まれて閲兵式の兵隊みたいに整列している――こんなにすてきな光景があるだろうか。ポケットから取り出し、箱を開けて、指で触る。唇で巻紙、舌で煙草の感触を味わう。火が赤く燃えて、だんだん近づいてきて、そのぬくもりを感じるのが好きだ。
ルイス・ブニュエル(1900-1983)

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