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2008年6月22日 (日)

非暴力直接行動?(1)

 グリーンピースは非暴力直接行動をしているのだそうだ。

グリーンピースの非暴力直接行動は、たとえば有害な製品をつくる工場前に労働者や市民が座り込んだり、原生林の樹木に抱きついてチェーンソーによる伐採から守ろうとしたり、銃撃や砲撃のターゲットになった人や建物に「人間の盾」として身を寄せることで攻撃を思いとどまらせたりするのと同様、民主社会の機能不全を補う意図で行われる。自他の生命・身体を傷つけるやり方はしない。グリーンピースが、ガンジーやキング牧師など多くの先駆者から学んだこの非暴力原則を踏み外すことは、絶対にない。
(グリーンピース・ジャパン事務局長 星川淳氏 

Jhoshika1

全文はhttp://www.greenpeace.or.jp/info/staff/jun.hoshikawa/monthlist_html?year=2008&month=1
 
 たしかにシーシェパードとは違って、acts of terrorismに手を染めたという証拠はないようだ。
 しかし「ガンジーやキング牧師など多くの先駆者から学んだ」などと自称する資格があるか? ない。断じてない。

 マハトマ・ガンジー(1869-1948)は、英国で弁護士資格を取り、1893年南アフリカに渡ったが、人種差別に衝撃を受け、在留インド人の権利を守る運動に取り組むようになった。

Gandhi_group_southafrica
(南アフリカの同志たちとガンジー)

 1908年1月、ガンジーはアジア人登録法による指紋捺印と登録を拒む運動を指導して同志たちとともに禁固2ヶ月の刑を受けた。最初の下獄であった。
 インド人問題担当相のスマッツ将軍は、ガンジーに対して「インド人が自発的に登録に応じるならば反対運動参加者を釈放し法律も廃止する」と約束した。ガンジーはためらったが妥協に同意し、二週間で釈放された。
 ところがスマッツ将軍は、やはりアジア人登録法は廃止しない、と言いだした。インド人が最後の一人まで自発的に登録したのではないから、インド人側が約束を破ったのだ、という口実だった。
 ガンジーと自発的に登録していた二千人以上の支持者は直ちにヨハネスバーグのハミダ・モスクの庭に集まり、自分たちの登録証を燃やした。ロンドンの『デイリー・メール』紙の通信員は、この事件をアメリカ独立戦争の契機となったボストン茶会事件(1773年)に喩えた。ガンジーが政治の問題で象徴的な行動を起こしたのはこれが最初だった。
 以後40年にわたってガンジーは非暴力直接行動によって戦い続けることになる。(続く)

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