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2008年6月24日 (火)

非暴力直接行動(3)

Gandhimahatmagandhiposters

 グリーンピース・ジャパンの諸君はマハトマ・ガンジーを引き合いに出すのだが?

 グリーンピースのやっていることは「非暴力直接行動」であるか?
 要件はまず
(1) 暴力を振るわない。
(2) 直接行動を行う。
 の2点だろう。当たり前だ。
 では「直接行動」とは何か? ガンジーのケースを例に考えてみよう。
 直接行動は
① 違法な行動である。ガンジーの場合は、移民制限法をはじめとする法律に違反することは明らかであった。
② したがって、刑罰を受けるのは当然である。
③ 違法であってもよいが、不道徳な行動であってはならない。

 ③を忘れてはならない。殺人や傷害は暴力である。盗みは「非暴力」ではあるが、不道徳な行動である。
 グリーンピース・ジャパンの諸君が西濃運輸の倉庫から鯨肉を盗み出したのは違法かつ不道徳な行動であった。「違法性が阻却される」というような理屈を述べている人がいるようだが、その前に「不道徳かどうか」を考えて欲しい。

 ①の違法性について。直接行動は大部分の場合に違法であり、例外的に「違法性が阻却される」ことがあるだけだ。
 たとえば、営業中の店の前に集団で立ちはだかって客が入るのを邪魔すれば、威力業務妨害で逮捕される。
 ところが、ストライキ中の組合員がピケを張るはどうだろう。これは正当な争議行為として認められるはずだ。この場合に威力業務妨害の違法性が阻却されるのは、法が労働運動に公益性を認めているからだろう。
 違法な(しかし不道徳ではない)直接行動に訴える者は、刑罰を受けることを覚悟するのである。
 グリーンピースが操業中の捕鯨船を妨害する行為はどうか? 南極海まで警察が逮捕に出向くわけには行かないだけだ。

080414bougai1

 写真はタンカーと母船の間に入り込んだグリーンピースの高速ゴムボート。詳しくはhttp://www.icrwhale.org/080414ReleasebougaiJp.htm

 直接行動については、さらに考えるべきことがある。

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コメント

■クジラの個体数は回復していない、専門家らが指摘-IWC総会向けのデモンストレーションか?
こんにちは。最近のGPの窃盗行為など、バカバカしくて聞いているだけで、疲れてきます。フランスの科学者らが、クジラの個体数は回復していないと報告しているそうですが、その中に「クジラは疲れいる」という表現がありました。「疲れている」という科学的根拠はどこにあるのか、不可解です。オーストラリアのカンガルーも疲れているのでしょうか?このような予見を持った調査は、信頼性が低くなると思います。真偽のほどは明らかではありませんが、おそらく、IWC総会が捕鯨反対国に有利になるように情報操作の一環として実施したのではないかと思います。
テロリストのワトソンが出てきて意見を述べるIWCの総会とは一体どんな総会なんでしょう?日本側を愚弄しているとしか思えません。今回、IWC総会の議論がまともに行われないのなら、日本はそろそろ脱退したほうが良いではないかと思います。全く捕鯨国の総会出席者のほうが、長い間の無意味な議論によって鯨やカンガルーよりはるかに疲れていると思います。ここに書いていると長くなってしまいますので、詳細は私のブログを是非ご覧になってください。

投稿: yutakarlson | 2008年6月25日 (水) 11時51分

ブログ拝見しました。ご苦労様です。ほんとにバカが多くて疲れますね。

投稿: 三十郎 | 2008年6月25日 (水) 12時10分

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» Greenpeace Japan の厄日 [flagburner's blog(仮)]
どうやら2008年6月20日は、Greenpeace Japan にとって厄日になった模様。 [続きを読む]

受信: 2008年6月24日 (火) 20時34分

» 【道新社説】鯨肉窃盗団逮捕を「政治弾圧だ!」と騒ぐバカ [サラリーマンやってる猫の一匹集会所]
6月21日付北海道新聞社説 http://www.hokkaido-np.co.jp/news/editorial/100120.html?_nva=26 鯨肉窃盗 「調査捕鯨」も問われる(6月21日)  環境保護団体の「グリーンピース・ジャパン」の幹部ら二人が窃盗容疑などで逮捕された。調査捕鯨船の乗組員が自宅に送った鯨肉を運送会社の配送所から盗み出した疑いだ。  グリーンピース・ジャパンは、乗組員による鯨肉横領の証拠品を確保する目的であり、窃盗罪には当たらないと主張してきた。  しかし、 調査捕鯨... [続きを読む]

受信: 2008年6月29日 (日) 10時06分

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