« コナン・ドイル卿? (5) | トップページ | コナン・ドイル卿? (7) »

2008年7月13日 (日)

コナン・ドイル卿? (6)

 ヘスキス・ピアソンのコナン・ドイル伝によると、1902年8月にドイルがナイトの位をもらうとすぐ、出入りの洗濯屋が「サー・シャーロック・ホームズ」宛ての請求書を持ってきた。ドイルはかんかんに怒って「お前、ふざけた真似をするなよ」と怒鳴りつけた。
 ところが洗濯屋は別にふざけたのではなかった。担がれただけだった。ナイトの位を授けられると名前が変わる、好きな名を選ぶことができて、ドイルは名探偵の名を選んで「サー・シャーロック・ホームズ」になった――と友達から聞かされて信じ込んでしまったのだった。
 英国人でもナイトのことはよく知らないのだ。日本人が知らなくても仕方がないか。
 そもそもknightとは何か? リーダーズプラス英和辞典
knight
1 《中世の》騎士; 《貴婦人に付き添う》武士.
・the Knight of the Rueful Countenance 憂い顔の騎士《Don Quixote のこと》.
★封建時代に, 名門の子弟が page から squire に昇進し武功を立てて knight となった. ナイトに就任する儀式を accolade といい土地と黄金の拍車 (spurs) を下賜された.

 これが本来の意味である。元々は中世の騎士であって、日本で言えば侍のうち上級の者、「上士」「馬乗りの身分」くらいに当たりますか。ナイトに就任する儀式accoladeではdubbingということをする。ダビングというとテープに録音することしか思い浮かばないけれど

Knighting

 エリザベス女王も、同じようにショーン・コネリーの肩を剣で叩いた。両肩を叩いてから
 Rise, Sir Thomas.
と言ったはずである。Thomas Sean Conneryが彼の本名である。「サー・トマス」または「サー・トマス・ショーン・コネリー」が正式の呼び方である。
 サーと呼ばれる身分にはもうひとつ準男爵がある。ナイトは一代限りだが、準男爵の位は世襲である。

|

« コナン・ドイル卿? (5) | トップページ | コナン・ドイル卿? (7) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/21109/22266892

この記事へのトラックバック一覧です: コナン・ドイル卿? (6):

« コナン・ドイル卿? (5) | トップページ | コナン・ドイル卿? (7) »