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2008年8月18日 (月)

男のスカート(3)

『ベン・ハー』はカエサル暗殺より少しあとの話である。
 紀元26年、ローマ帝国支配時代のユダヤにローマから一人の司令官が派遣される。彼の名前はメッサーラ。メッサーラは任地のエルサレムで幼馴染のベン・ハーとの再会を喜び合う。ベン・ハーは貴族の子でユダヤ人とローマ人ながら2人は強い友情で結ばれていた。……(ウィキペディアより)

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 チャールトン・ヘストンも「膝丈のスカート」をはいていますね。これでよかったのだ。馬に乗るにはぜひズボンをはかなくてはならないけれど、当時は乗馬の習慣はなく、馬は戦車を引かせるのに使ったのだから。

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 村上春樹がエッセイで「マラソンの起源の話で不思議に思うのは、どうして42キロも走ったのだろうか、ということだ。馬に乗ればよいのに」という意味のことを書いていた。どうも村上さんも物を知らないね。紀元前5世紀のギリシャでは、馬はほとんど戦車専用だったのだ。戦車が走れるのは道路が整備されたところだけだから、マラトンでは人間が走るしかなかったのだ。
 馬に車を引かせるのではなく、乗馬して使うにはアジアから伝わってくる「技術革新」を待つ必要があった。
 乗馬して並足で進むには、手綱だけつけて足は両側にぶらりと垂らしていても構わない。ギャロップで走らせるとなると、これでは鞍の上でお尻がはねてとうてい耐えられない。あぶみを付けなければならない。あぶみに足を踏ん張って腰を浮かせ膝の屈伸で衝撃を吸収するのだ。競馬の騎手の「モンキー乗り」のような極端な姿勢は取らなくても、お尻を浮かせる必要はあるのだ。

Uma

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