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2008年12月26日 (金)

シャーロック・ホームズの階級(1)

Gilletteprofile2

 代々の地主の家柄だったのだから、階級は中流の上の方でしょう?
 いや、ここではそういう話ではなくて、ボクシングの階級のことです。
 以前、ホームズはミドル級だと書いたけれども(赤毛のでぶ(2))、訂正した方がいいかも知れない。
 
  ワトソンはこう書いている。

 シャーロック・ホームズは運動のための運動はまずしない男だ。腕力はほとんど誰にも負けなかったし、同じ重量級で彼ほどすぐれたボクサーを私は見たことがない。しかし彼は目的のない運動をエネルギーの浪費と考えていた……
(『黄色い顔』)

『黄色い顔』がストランドマガジンに載ったのは1893年のことである。このころボクシングの階級はどうなっていたか? 

 *フライ級      112ポンド(50.8kg)以下 
 *バンタム級   ~118ポンド(53.5kg)
 フェザー級    ~126ポンド(57.1kg) 
 ライト級     ~135ポンド(61.2kg)
 *ウェルター級  ~147ポンド(66.6kg)
 ミドル級     ~160ポンド(72.5kg)
 *ライトヘビー級 ~175ポンド(79.3kg)
 ヘビー級     175ポンド超過
 
 はじめはフェザー、ライト、ミドル、ヘビーの4階級しかなく、*を付けた階級は遅れてできた――これは間違いがない。ただ、新しい階級がいつごろできたのか? 1893年にワトソンが「同じ重量級」と書いたのは、ミドル級か、ウェルター級か? 私は前には英語版のウィキペディアを参考にして「ホームズはミドル級だ」と書いた。これが間違いとは言えないにしても、ワトソンの友人、コナン・ドイルがボクシングを扱った作品を手掛かりに、もう一度考える値打ちはあるかも知れない。(続く)

Boxing5

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» [映画][読書]シャーロック・ホームズが映画化&コナン・ドイル、19世紀の「エンターテインメント宣言」。 [見えない道場本舗−シュルト応援団]
pon-taro 2009/09/28 00:52 さっきテレ東見てたら、ちょっと変わったホームズ映画が公開されるという話でした。以下Wikipediaより。 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ 『シャーロック・ホームズ』(Sherlock Holmes)は、アメリカ合衆国のミステリー映画。2009年12月25... [続きを読む]

受信: 2009年10月 5日 (月) 08時25分

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