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2009年2月23日 (月)

柔道か柔術か(61)

 百科事典は信頼できない
――「フリースタイル・レスリングの歴史」続き

 フリースタイル・レスリングは人工的なレスリングである、と一部アメリカ人は主張し、エンサイクロペディア・ブリタニカにもそう書いてあるが、これは正しくない。国際レスリング連盟の試合ではグレコローマンと同様に(ピンフォールではなく)タッチフォールで勝負をつけるから、フリースタイルは人工的だという主張であるが、これは歴史的に間違っている。プロのレスラーは試合前にルールを契約で決めたのであり、19世紀と20世紀初めの英米の重要な試合の多くはタッチフォールによって勝敗を決めている。アルハンブラ劇場で行われた大きな試合もポイント制を採用し、1908年のロンドン五輪は国際レスリング連盟が結成されるより4年前であったが、タッチフォールを採用している。

*ブリタニカの記述が正しいのか、この筆者が正しいのかは分からない。
この筆者が正しいのならば、プロレスでも「タッチフォール」で勝負をつける試合があったことになるが、どんなものだろう。プロレスではやはり「ワン、ツー、スリー」と数えたのではないだろうか? 
 昔の英国のプロレスは、夏目漱石が1902年に見た「瑞西のチャンピヨンと英吉利のチャンピヨンの勝負」のように新聞が試合経過を報じたはずだ。100年前のバックナンバーを丁寧に調べてみれば、たとえばジョージ・ハッケンシュミットの出た試合では、どう勝負をつけたかが分かるはずだ。

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