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2009年2月26日 (木)

ロシアの筋の通し方

20070517215645

 冷戦が終わって十年後の二〇〇〇年、妙な米露対立が表面化した。アメリカ政府が同年六月からアメリカと他国を結ぶ国際便内で喫煙を禁じたことに対し、ロシアのアエロフロート航空が反対を表明したのだ。アエロフロート航空は、機内禁煙は国際法に反するとして、国際航空運送協会に話し合いの仲介役を務めるよう要請。そして、アメリカ政府に措置の解除を求めて国務省と直接交渉し始めた。
 さらに、ロシア政府は、アメリカ政府に対して訴訟を起こしたり、対抗措置として、ロシアに乗り入れるアメリカ系航空会社にロシア語通訳の乗務を義務づけたりすると警告。
 米露の半年にわたる応酬は結果的にロシア側の勝利に終わった。アメリカ政府はロシア側の言い分を認め、アエロフロート航空の喫煙席は存続できることになったのである。
 ただし、この合意の約一年後にアエロフロート航空は全路線の禁煙を発表した。ロシアのメンツにかけて、アメリカの基準を一方的に押しつけられるのは勘弁だ、ということだったのだろう。ロシアは筋を通したのだ。

――谷道健太氏
  全文はhttp://www.geocities.jp/ktanimichi/works/kinen.htm

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