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2009年4月 3日 (金)

プロの美人たち(11)

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 1902年8月9日、ウェストミンスター大聖堂でエドワード7世の戴冠式が行われた。聖堂内の信徒席の一つに女性ばかりが6人ほど坐った席があった。全員がエドワード7世の愛人でプロの美人たちであった。チャーチルのお母さんとリリー・ラントレーはもちろんその中にいた。プロの美人と皇太子の愛人はほぼ重なっていた。
 アルバート・エドワード(エドワード7世)は1841年にヴィクトリア女王の長男として生まれた。1863年にデンマーク王女アレクサンドラと結婚し、3人の息子と2人の娘をもうけた。
 1901年1月22日にヴィクトリア女王が崩御し、エドワード7世として即位した。このとき59歳だった。
 皇太子時代も王様になってからも常に愛人がいた。奥さんのアレクサンドラはたいてい愛人を知っていて親しくつき合っていた。
 しかし、危ない目にも何度かあった。一番危なかったのは1869年にチャールズ・モーダントという準男爵の下院議員から、離婚訴訟で「不貞の相手」として名指しすると脅されたときだった。
 その後も、皇太子の書いたラブレターが人手に渡ったりしてやばい状況になったことが何度もあった。そういうときには、シャーロック・ホームズに相談したかも知れない。
「そうしますと殿下、この女性と煩わしい関係をお持ちになりまして、問題を起こしかねぬ手紙をお与えになりましたので、それを今は取り戻したいとお望みなのでございますな?」
「その通り。だがどうしてそれを……」
  
 前述のように「一定の条件」を満たすときは姦通が容認されたが、満たさない場合もあって、そういうときは大問題になった。

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 エドワード7世の最後の愛人はアリス・ケッペル(1869-1947)だった。1898年エドワード7世が56歳のときに初めて会い、26歳の歳の差があったが間もなく愛人になった。この人も戴冠式のときチャーチルのお母さんやリリー・ラントレーと同じ席に坐っていた。1910年崩御のときは、王妃のアレクサンドラがアリスを彼のベッドの傍に呼んだ。
 
 アリスの曾孫にあたるカミラさんとエドワード7世の玄孫(曾孫の子)であるチャールズさんの関係が始まったのは1970年のことなのだそうだ。ちなみにダイアナさんと結婚したのが1981年、初めて会ったのが1977年である。

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