« 朝日屋でござる | トップページ | 従順なる召使(2) »

2009年9月17日 (木)

従順なる召使(1)

06212967

『何でも鑑定団』を見ていたら、白洲次郎がマッカーサーに贈った椅子が出品された。鑑定額は1000万円だった。
 数年前には吉田茂がマッカーサーに贈った焼物に4000万円の値がついた。安物を贈るはずはないので、これは納得できる。しかし、この椅子は白洲が自分で設計して作らせた粗末な木製のものだ。マッカーサーと白洲次郎というネームヴァリューだけで1000万円もの値がつくのだろうか。
 白洲のマッカーサー宛の手紙と副官の書いた礼状が椅子についていた。
 テレビでは白洲次郎の手紙をしばらく映したが、「閣下にこの椅子をお贈りいたします云々」とあって、締めくくりに

I remain, sir,
Your obedient servant,
          Jiro Shirasu

 と書いてあった。
 あなたの従順なる召使? 
 いや、文字通りの意味ではないことは分かるのだけれども、日本占領軍の司令官に対して、もう少し別の書き方はなかったものだろうか?

 私が英文手紙を訳するときには、「敬具」はYours sincerelyかSincerely yoursのどちらかに決めている。いつだったかアメリカ人に聞いたら一方の方がベターだと言ったけれども、その理由が納得できなかったので、どちらがいいのだったか、覚えていない。

 I remain……もyour obedient servantも、かなり古風な英語らしい。シャーロック・ホームズにも出てきたようだ。

|

« 朝日屋でござる | トップページ | 従順なる召使(2) »

コメント

白州次郎にはプリンシプルがある。そこが魅力であり男を強くする。信念に祈りアーメン

投稿: 天池治彦 | 2010年8月10日 (火) 14時27分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/21109/31400478

この記事へのトラックバック一覧です: 従順なる召使(1):

« 朝日屋でござる | トップページ | 従順なる召使(2) »