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2009年9月 7日 (月)

刺青について(6)

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 1881年(明治14年)10月、ヴィクトリア女王の孫で王位継承権第2位と第3位のアルバート・ヴィクター王子(18歳)とジョージ王子(17歳)が来日した。この二人は父親のアルバート・エドワード皇太子(1901年にエドワード7世として即位)の方針により海軍兵学校を出て、海軍士官として軍艦に乗って1879年から3年間の世界漫遊をしていたのだ。
 二人はロンドンの日本公使館を通じて日本の外務省に手配させ、横浜の彫千代という刺青師に依頼し、腕に龍の刺青をいれさせた。

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 [刺青をいれさせるジョージ王子]

 兄のアルバート・ヴィクターは1892年、28歳のときに肺炎で死去した。ジョージは王位継承権第2位となり、兄の婚約者だったメアリと結婚した。(ちなみに、このメアリのことを英語ではよくQueen Maryと書いてある。「メアリ女王」などと訳してはいけません。)

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 1910年(明治43年)、父エドワード7世の死去により、ジョージ5世が即位し、1936年(昭和11年)まで在位した。
 小泉前首相の祖父、小泉又次郎(1865-1951)は1929年(昭和4年)浜口雄幸内閣で逓信大臣に就任したが、倶梨伽羅紋々だったので「刺青大臣」の異名を取った。刺青は明治5年から昭和23年まで法律で禁止されていた。今でも刺青があるとプールなどに入れないようだ。 
 しかし、英国では全然事情が違った。何しろ「刺青王」がいたのだ。(続く)

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