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2009年10月19日 (月)

ルーズベルト、常陸山、山下義韶

 この年(1907年、明治40年)、天下の日下開山横綱常陸山が洋行に踏み切って(土俵を踏み切ったら負けだが)世間をアッと驚かした。
 生来鼻の高い外人ぽい顔で「異人」と仇名された位で、百七十四糎百三十一キログラム(相撲らしい表現じゃないネ)五尺七寸五分三十五貫の体だから、第二十六代ルーズベルト大統領と面会して土俵入りを見せても位負けしかなっただろう。何しろこちらは十九代横綱、十五も格が上なんだから(昔のガキの自慢くらべとかわんないネ)。……

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 ところでルーズベルトは明治三十五年にも講道館嘉納治五郎の高弟山下義韶から柔道を教わっているので、僅か五年の間に二種類の和風レスリングを見せられた珍しい体験をもつ大統領だ。
(柳澤愼一、pp.248, 249)

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 ウェッジ文庫の『明治大正スクラッチノイズ』おすすめです。スクラッチノイズとは、レコードと針の摩擦で出る雑音のこと。柳澤愼一という人は雑学の大家ですね。
 山下義韶がルーズベルトに柔道を教授した年は、この本では明治35年(1902年)になっているが、ウィキペディアの記述では明治38年(1905年)だったように読める。明治36年としている人もいるようだ。調べてみよう。

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コメント

私は大洗町に住み、この地発祥の民謡・磯節の紹介DVDを仲間で作成中です。磯節の全国普及に貢献した人の一人に、相撲の常陸山と大洗の関根安中との出会いがあります。そこでここ翻訳blogの2009-10-19にUPされた「ルーズベルト、常陸山、山下山下義韶」の最初に出て来る常陸山の土俵入りメンバーで写した画像を、我々のDVDに取り込むことの許諾を下さい。画像にはHP・翻訳blogから転載したことを明記します。宜しくお願いします。

投稿: 桜永 | 2010年11月12日 (金) 11時01分

私としてはDVDに取り込まれることにまったく異存はありません。ただ、この画像の著作権は、まだあるとすれば、誰かほかの人が持っているはずです。私は無断で使用しているのです。

投稿: 三十郎 | 2010年11月12日 (金) 17時36分

時代から見て、多分もう著作権フリーになっています。

投稿: 三十郎 | 2010年11月13日 (土) 22時55分

先日DVDへの取り込み許諾願いをした者です。今日このページを見ました。ご回答ありがとうございます。

投稿: 桜永友信 | 2010年11月19日 (金) 18時08分

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