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2009年12月12日 (土)

アメリカにおける山下義韶(2)

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(山下義韶と妻山下筆、1904年ごろ)

ニューヨーク・タイムズ紙1904年(明治37年)12月29日(木)

 アナポリス海軍兵学校におけるJiu Jitsu (柔術)
 
新方式の教師、山下、兵学校に着任

メリーランド州アナポリス。12月28日――海軍兵学校で柔術を教えるY・山下は、本日、日本大使館海軍武官の竹下勇中佐に伴われて当地に着いた。山下は竹下中佐を通じて任用された。この新たな攻撃防御の方法は、来月初めから兵学校の体育授業の一部として取り入れられる。

ニューヨーク・タイムズ紙1904年(明治37年)12月31日(土)

 大統領、柔術を試す
日本人の専門家に偉い弟子
 アナポリス兵学校での授業

ワシントン。12月30日――日本の山下教授は、本日、日本大使館海軍武官の竹下中佐によって大統領に紹介された。山下教授はハーバード大学でも柔術の授業を行っているが、数週間前にすでに大統領に会っており、現在運動家の注目を集めているこの技術(science)について何度かレッスンをした模様である。大統領の柔術の腕前については教授は言明を避けたが、偉い弟子を誇りに思っていることは明らかである。
 山下教授はモートン海軍省長官をも訪問し、兵学校生徒に対する柔術の訓練について話し合った。この技術をアナポリスに導入する取り決めがなされ、今回山下教授が任用されたものである。任務の詳細については、山下教授が明日モートン長官および兵学校校長のブロンソン大佐と協議する。

 アメリカにおける山下義韶
http://sanjuro.cocolog-nifty.com/blog/2009/10/post-6168.html
 では、三種類の記述を挙げたが、そのうち英語版ウィキペディアが上記のニューヨーク・タイムズ記事に矛盾せず、一番正確であるらしいことが分かる。
   ニューヨーク・タイムズ12月31日付けの記事では、山下が30日に大統領に紹介されたが、数週間前にすでに会っている――としているが、3月にすでに紹介されていることを同紙は知らなかったものと見える。
   山下対ジョージ・グラントの対戦は1904年3月に行われたものであろう。

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