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2010年2月24日 (水)

インド独立裏面史(3)

 越智道雄氏はネルーとマウントバッテン夫人エドウィーナの関係について
「その時点でこの情事が暴露されていれば、分離どころか印パ戦争の引き金にもなりかねなかった」
と書いている。しかし、「暴露」されたかどうかはともかく、周囲は知っていたのではないだろうか。二人の写真はどう見ても「デキている」という雰囲気である。

Nehruedwina23

 それに「実は情事があった」という話が何年も後に明らかになったのではないようだ。ウィキペディア英語版のLouis Mountbattenには次のように書いてある。

 マウントバッテンがインド総督を務めていたときに、彼の妻はインドの初代首相ジャワハルラル・ネルーと関係があるという噂があり、今日でもこれは広く信じられている。またネルーが後に訪英したときに二人の関係にまた火が付いたとも言われている。リチャード・ハフが1980年に書いたマウントバッテンの伝記『現代の英雄』にもそう書いてある。しかしマウントバッテン家筋はこの情事を否定している(夫妻の間がopen marriageでありほかの人物と関係があったことは認めているが)。マウントバッテン卿の女婿、前海軍補佐官のブラブーン卿は、2000年2月12日付けのインドの新聞パイオニア紙で、義母とネルー首相の間にかわされた多数の手紙に触れて「両家の関係者以外では、(新しい伝記を書いた)フィリップ・ジーグラーとジャネット・モーガンの二人だけがこの手紙を全部見たのだが、二人とも肉体的関係があったとはしていない」と述べた。

Pandit_nehrutakingafag

 なかなか微妙である。しかし、マウントバッテン卿は「彼の奥さんとネルーの仲が怪しい」という噂が立っても平気だったらしい。インド人をなだめるのに役立つという高度の政治的判断があったのではないだろうか。
 ネルーもマウントバッテンも彼の妻も、一筋縄では行かない人物だったようだ。

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