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2010年4月 3日 (土)

白兵戦について(3)

 司馬遼太郎の『竜馬が行く』には、ゲベール銃、ミニエー銃、スナイドル銃、シャスポー銃など、色々な銃の名前が出てきて、どれがどれか分かりにくい。
 戊辰戦争の少し前に、西洋ではつぎつぎと新しい銃が発明されていた。当時はクリミア戦争(1853-56)、インド大反乱(1857-58)、南北戦争(1861-65)などが終わったところで、欧米では銃が余っていた。グラバーのような武器商人が日本に売り込みに来て、坂本竜馬や河合継之助などがどんどん銃を買い付けた。
 ゲベール銃というのは要するにマスケット銃であるらしい。マスケット銃の撃ち方はhttp://geopoli.exblog.jp/10585806/
 ミニエー銃は1849年に発明された。先込め式の銃であるが、銃身は滑腔式ではなくてライフルが刻んである。弾は直径が銃身内径より小さいから銃口から込められるが、発射すると膨張してライフルに食い込んで回転を与えられる。これで射程距離も命中精度も飛躍的に向上した。

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ミニエー銃の銃弾

 スナイドル銃やシャスポー銃は元込め式のライフル銃である。当時はまだ単発だったこと、黒色火薬を用いたことを除けば、現代のライフル銃とほとんど変わらない。
 戊辰戦争では、火縄銃から最新式のライフル銃まで各種の小銃が混用された。
 西洋では、イギリスを例に取れば、ナポレオン戦争でマスケット銃、クリミア戦争でミニエー銃、ボーア戦争(1899-1902)でスナイドル銃を使い、命中精度も発射速度も向上していったが、銃剣は重要な武器だった。ただ、ボーア戦争では相手がゲリラであったから、銃剣突撃の機会はほとんどなかったようだ。

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