« 漢字検定のアホらしさ | トップページ | ワトソンの資格(2) »

2010年5月24日 (月)

ワトソンの資格(1)

「きみの友情はたしかに信頼しているさ。しかし、事実は動かしようがないよ、ワトスン。なんといってもきみは、ごく限られた経験とそこそこの資格しかない一介の開業医にすぎない。こんなことを言わなくちゃならないのはつらいが、きみが言わせたことだぞ」
(『瀕死の探偵』光文社文庫『シャーロック・ホームズ最後の挨拶』p.266)

Dyin51

 シャーロック・ホームズがちょっとひどいことを言ったが、これはワトソンがよくないのだった。前頁でワトソンは

「病人というのはほんの子供とかわらないんだから、ぼくにまかせておきたまえ。きみがいやがろうがどうしようが、診察して治療をするぞ」(p.265)

 と、ホームズに対して医師としてpaternalisticな態度を取った。(今なら「上から目線」というのかな? 変な言葉が流行るね。)

 しかし、ホームズの言葉に戻ろう。ワトソンの「そこそこの資格」って何だ? 

  "In your friendship, certainly. But facts are facts, Watson, and, after all, you are only a general practitioner with very limited experience and mediocre qualifications. It is painful to have to say these things, but you leave me no choice."

「君の友情は信頼している。しかし事実は事実だ、ワトソン。結局のところ、君はただの町医者で経験も少ない。腕も大したことはない。こんなことを言うのは僕だってつらいが、君が言わせたのだ」

 くらいで、どうでしょう?
 ワトソンの資格? 

|

« 漢字検定のアホらしさ | トップページ | ワトソンの資格(2) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/21109/34838366

この記事へのトラックバック一覧です: ワトソンの資格(1):

« 漢字検定のアホらしさ | トップページ | ワトソンの資格(2) »