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2010年8月 4日 (水)

コナン・ドイル、ホームズを語る(2)

 シャーロック・ホームズが舞台に出たのは、実はこれが二度目だった。最初はずっと前で、ボーア戦争(1899―1902)のころだった。脚本と主演は有名なアメリカの俳優ウィリアム・ジレットで、いずれも見事だった。登場人物は私のもので筋もある程度まで原作によったから、興行収入の歩合を寄越したのは当然で、その収入がなかなか結構だった。ジレットは構想を練っているときに「ホームズを結婚させてよろしいか」と電報を打ってきた。すぐに「結婚させてよし、殺してもよし、お望みしだい」と返電してやった。脚本にも演技にも、それに金銭面にも、私は大いに満足した。仮にも芸術家ならば金のことなどは後回しにすべきだが、それでも実際に実入りがあればうれしいものである。
(p.89)

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