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2010年8月 1日 (日)

ハンコックとヒガシの柔術本

 アーヴィング・ハンコックとヒガシ・カツクマは共著で『嘉納柔術大観The Complete Kano Jiu-Jitsu』を1905年(明治38年)に出版した云々という話を先日書いたら、識者からご教示いただいたことがある。
 ヒガシ・カツクマは東勝熊で、堤宝山流の柔術家である――これは柳澤健氏が『ゴング格闘技』に連載した『光の柔道、影の柔術』に初めて書いたことだ。
 ついでに訂正しておくと、スモール・タニこと谷幸男は不遷流の柔術家だったと英語サイトには書いてあるが、これは間違い。天神真楊流である。谷幸男の兄谷虎雄が天神真楊流の柔術家であったことが『武芸流派大事典』に出ている――これも識者のご教示による。
 
 ハンコックとヒガシのコンビによる柔術本はこの嘉納柔術大観が最初ではない。 
 前年1904年にハンコック一人の名義で(実質的には共著のようだが)Jiu-Jitsu Combat Tricksという本が出ている。

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 この本はアメリカのアマゾンでは12ドルで入手できる(上の写真)。
 日本のアマゾンでは2400円であるが、これはリプリント版だろう。

 この本は今でも簡単に手にはいるので、英語のブログで紹介している人がいる。
http://martialhistory.com/2009/10/the-devils-handshake/
 悪魔の握手Devil's Handshakeのモデルを務めているのが東勝熊であるようだ。

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