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2010年10月17日 (日)

ワタヤノボル

――『ねじまき鳥クロニクル』での、トオルの義理の兄のノボルはとてもユニークな登場人物です。テレビに出て政治や経済にコメントする一方で、自分では何も信じていないメディア専門家です。何もかも戦略にすぎないと言っていますよね。何が彼をそういう風にしたんでしょう?

村上 僕はテレビをほとんど見ませんが、一日かけて朝から晩までテレビを見れば、この手の人物を創り上げるのは簡単なことです。口は達者だが、底は浅い。皮相的です。そういう人物は日本にもたくさんいるし、アメリカにもたくさんいるでしょう。多くの意味合いにおいて危険な連中です。とくにナショナリスティックな色合いを帯びた場合には。笑い飛ばすことはできるが、それだけではすまないこともあります。

Masuzoeyouichirou

 もちろん村上春樹はワタヤノボルを「創り上げた」のだけれども……

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