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2010年11月27日 (土)

谷幸雄、レスリングをする(1)

Jujiotsioldstyle_1

 ……次の記述もスポーティングライフ誌に基づいている(残念ながら何月号かが書いてない)。

 In 1904 he did beat Jimmy Mellor in a £100 match for the lightweight wrestling championship, catch-as-catch-can style.
 Mellor was Britain's best lightweight, and claimed the world's championship. So this victory was a terrific performance by Tani, as the newspapers of the time recognised. The Sporting Life praised "a thoroughly genuine sporting match," and then going on to say, "The little Jap showed what a wonder he is by beating the Englishman at his own game. Two falls to one was the decision, though the fall given against Tani was questioned by many."

 1904年にタニは、ジミー・メラーを相手に百ポンド懸賞試合をして勝っている。これはライト級レスリング選手権をかけて、キャッチ・アズ・キャッチ・キャン・スタイルで試合をしたのだ。
 メラーはライト級では当時英国一のレスラーで、世界チャンピオンを名乗っていた。だからこの勝利はタニには大変な偉業で、当時のマスコミもこれを認めた。スポーティングライフ誌は「まことにスポーツマンらしい試合だった」と賞賛した。続いてこう書いている。「小さなジャップは相手のイギリス人の得意分野に踏み込んで勝って見せた。実に感服の至りだ。タニは2フォール対1フォールで勝ったのだが、タニに対するフォールは成立していないのではないかと言う者が多かった」

 上は柔道か柔術か(21)の一部再録
 1904年に谷幸雄はキャッチ・アズ・キャッチ・キャン(=フリースタイル)のチャンピオンに柔術ではなくレスリングで勝ったのだが、何月何日か、どういう試合だったかが分からなかった。
 試合は4月18日だったらしい。
 ニュージーランドの「スター」という新聞の1904年6月6日号がロンドン通信員が4月22日付けで書いた「イングランドのレスリング」という記事を掲載している。http://paperspast.natlib.govt.nz/cgi-bin/paperspast?a=d&d=TS19040606.2.52&e=-------10--1----0-all
 これを見つけたのは私ではない。
 「谷幸雄と三宅太郎」というすばらしいサイトがある。http://www7a.biglobe.ne.jp/~wwd/PW100628/
  どなたがお書きになっているのか知らないが、すごい。面白い。素敵だ。
 目次が次の通り。すべて読む値打ちがあるが、まず2番目の谷幸雄対J・メラーを読んでみて下さい。http://www7a.biglobe.ne.jp/~wwd/PW100703/
(ただ和訳には少々疑問点がある。)

1901.4 総合護身術バーティツ
1904.4 谷幸雄 対 J・メラー
1905.2 谷幸雄 対 三宅太郎
1905-1906 褐色の悪魔 三宅太郎 
1907.1 谷幸雄 対 C・ミッチェル    
1914-1915 米国における三宅太郎

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