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2010年11月19日 (金)

武器輸出三原則等

「古い回転式拳銃はどうなったの?」と青豆は声の調子をできるだけ抑えて尋ねた。
「全部回収されて、解体処分されたはずです」とバーテンダーは言った。「解体作業をやっているところを、テレビのニュースで見ました。それだけの数の拳銃を解体処分し、弾丸を廃棄するのはすごく手間がかかるんです」
「外国に売ればいいのに」と髭の薄い会社員が言った。
「武器の輸出は憲法で禁止されています」とバーテンダーが謙虚に指摘した。
「ほらね、一流ホテルのバーテンダーは――」
「つまり二年まえから、回転式の拳銃は日本の警察でまったく使われていない。そういうこと?」と青豆は男の発言を遮ってバーテンダーに尋ねた。
(BOOK 1の111頁)

Police1

 バーテンダーの言ったことは正しいか?
 もちろん日本国憲法に武器輸出禁止なんてことは書いてない。
 武器輸出の禁止は「武器輸出三原則等」による。これを「武器輸出三原則」と間違えないこと。等があるとないとでは大違いです。詳しくは外務省のサイトhttp://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/arms/mine/sanngen.html
 これはたぶんバーテンダーの間違いで、村上春樹さんの間違いではないでしょう。
  三原則等を廃止してどんどん輸出すればコストが下がってバンザイかというと、必ずしもそうは言えない。いろいろ問題が生ずる恐れもあり、慎重にすべきだという。清谷氏の本参照。

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コメント

この政令でいう“武器”はいわゆる自衛隊用語で兵器のことです
ライフルや散弾銃などは猟銃名目で毎年十万丁以上輸出され、日本は世界有数の銃輸出大国です
対人武器としてもライフルを東南アジアの警察向けに輸出してたんですが、なぜかIRAのテロリストに流れてしまったのが問題となりその後は自粛してるようです
拳銃はそもそも日本製は昔からまともなのがなくノウハウもブランド力でも欧米メーカーとは隔絶してるのでもはや到底無理でしょう
日本製の中古なんてどうせ大安売りでなきゃ売れないし、かといってサタデーナイトスペシャルなんてストリートギャングぐらいしか買わないしそんな連中に売ったらそれこそ大問題になる

投稿: | 2010年11月23日 (火) 22時31分

なるほど、ニューナンブというのは旧南部と同じように劣悪だったのですか。

投稿: 三十郎 | 2010年11月25日 (木) 16時58分

完全な官給品で性能は全て極秘となってるので正確な性能は不明です
ただ少なくとも傑作という評価は皆無でまあ平凡な性能の拳銃といっていいんじゃないでしょうか
セールスポイントも特になく、多少普通と違う点といえば日本警察の内規で装弾数は五発と決まってるので普通の回転式拳銃は六発が標準なのにレンコンの穴が五つしかない珍品だというところぐらい
自動拳銃が主流の現代においてコルトのようなブランドでもなければ性能がいいわけでもない、それどころか装弾数もわざわざ減らしてある銃となるともはや趣味の世界でしょうねえ
こんな拳銃のしかも中古を売り出そうとするならかなりの大安売りでなきゃ捌けないし、そんな安物の行き着く先はといえばブラックマーケット
いわゆるサタデーナイトスペシャルというやつで、ストリートギャングなんかに使われたら国際問題にもなりかねません
しかもそこまでしてもたいした儲けにはならないでしょうからまさに骨折り損の何とやらです

投稿:   | 2010年11月25日 (木) 18時17分

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