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2011年2月20日 (日)

投書について(4)

 コナン・ドイルの投書

 Sir,――I have just been reading the article by Mr. Bernard Shaw upon the loss of the Titanic, which appeard in your issue of May 14th.……
 拝啓、編集長殿。貴紙5月14日号に載ったバーナード・ショー氏のタイタニック号沈没に関する記事を読みました。……
……ショー氏はスミス船長の行動をおとしめようとしました。彼は虚偽を仄めかしたのであります。世論はスミス船長に同情して彼の操船の失敗を大目に見ているというのでありますが、ショー氏自身を含めて誰もが知っているように、船長が危険を冒したことについては弁護する者などいないのです。年老いた立派な船乗りがただ一度恐ろしい過ちを犯し、その償いのために自らの命を捨て、救命胴衣をつけずに最後の瞬間まで自分が傷つけてしまったひとびとの救助に尽力し、最後には子供を連れて救命ボートまで泳ぎ着き、自分はボートに乗るのを拒んだのであります。これが事実であり、この事故が「英国航海術の勝利」としてたたえられたというのは、真実から程遠いのであります。「ネルソンも受けなかった賛辞」云々も同じであります。もし責任あるジャーナリストがスミス船長をネルソン並に賞賛している記事をショー氏が一つでも挙げてくれれば、私は喜んでフェビアン協会に100ポンドを寄付いたします。……
…… 
 ドイルの書いたものはかなりの長文であるが投書である。「拝啓、編集長殿」に始まり、まずどの記事についての投書かを明らかにしてから自分の意見を述べている。
 これに対して5月22日にバーナード・ショーの反論が載った。

Sir,――I hope to persuade my friend Sir Arthur Conan Doyle, now that he has got his romantic and warmh-hearted protest off his chest, ……

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