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2011年7月21日 (木)

コナン・ドイルのお父さん(2)

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 アーサ・コナン・ドイルの父親、チャールズ・アルタモント・ドイルはエディンバラ市で建築関係の仕事をする公務員であったが、過度の飲酒のため馘首された。家族は彼をスコットランド北部にあるアルコール中毒患者の療養所ブレアーノ・ハウスに入所させた。しかし彼はここでは手に負えないと判断され、1885年にモントローズ精神病院に送られた。入院時に診察した医師の記録では彼は「非常に精神が混乱した状態」にあった。彼の精神の混乱は続き、カルテには短期記憶に問題があるとの記述が繰り返し出てくる。ドイルはコルサコフ症候群であったようである。しかし彼は絵を描き続け、創造的な仕事と認知能力の低下が少なくとも一時的には両立しうることを示した。この絵はモントローズ精神病院の塔の周りに馬と人間の形をしたものが漂っている様子を描いている。ドイルがモントローズで描いた絵は多彩で、病院内の生活のほか、巨大な鳥や妖精、一角獣、植物の繁茂する様子などが題材になっている。入院中の作品の一部は
Baker, M. (1978) The Doyle Diary (Paddington Press)
 に収められている。上の絵もここから取ったものである。本誌の十二月号にドイルの別の絵を掲載する。
The British Journal of Psychiatry (2007) 191)
http://bjp.rcpsych.org/cgi/content/full/191/5/373-a18

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