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2011年9月25日 (日)

間違いひとつ

 エー、弘法も筆の誤りとか、猿も木から落ちるなんてえことを申しますな。人間誰しも間違いはするもので、本を一冊書くなんてことになると、間違いは避けられないものです。だから校閲者と編集者がチェックしてくれるのですが、それでも間違いが残ることはあるもので……
 今回の本にも間違いがひとつあるのに気づいた。
 John Everett Millaisという画家の名前が出て来ますが、これを私はジョン・エヴァレット・ミリアスと書いてしまった。Millaisを「ミリアス」と読むなんてどうかしている。これは「ミレイ」ですから直しておいてください。

 

ミレイ,サー・ジョン・エヴァレット Millais, Sir John Everett
英 1829-96
画家.ハンプシャー州サウサンプトン生まれ.11歳から王立美術院で学び,ラファエロ前派の設立者の一人となった.この画風の作品には議論を呼んだ「両親の家のキリスト」(1850,ロンドンのテート・ギャラリー)がある.その後の作品には肖像画が多いが,風景画も何点かある.雑誌の木版挿絵でも有名になった.1885年に准男爵に叙された.後期の作品「しゃぼん玉」(1886)は非常な人気を呼んだ.

 今回も校閲の人が短篇の訳題が食い違っていたのを発見してくれた。敏腕編集者のH氏はフランス語の間違いを見つけてくれた。
 校閲はどなたが担当か知らないが優秀な人であった。『シャーロック・ホームズの回想』の出版年を私は1893年と書いておいたが、「1894年ではありませんか?」と鉛筆で書き込んであった。ウィキペディアでは日本語版でも英語版でも1894年と書いてあるのだから、ここに目をつけるのは当然である。
 ところが、これはウィキペディアの方が間違っているのですね。The Memoirs of Sherlock Holmesのアメリカ版は確かに1894年に出ている。しかし英国版は1893年12月13日に出ているのだ。

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コメント

この記事に依拠して、ウィキペディア「シャーロック・ホームズの思い出」項目を2011年10月2日に修正しました。この記事の読者の方で、実際に覗いて「え?間違った記述って無いぞ?」と思われたかたは、そういうことですのでお含み置きください

投稿: Gryphon | 2011年10月 2日 (日) 05時45分

ごくろうさんです。ありがとうございます。
私の典拠はコナン・ドイル年譜 A Chronology of the Life of Sir Arthur Conan Doyle (by Brian W. Pugh)です。
しかし、The Memoirs of Sherlock Holmesの初版が欲しいものですね。いくらするだろうか?

投稿: 三十郎 | 2011年10月 2日 (日) 08時15分

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