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2011年10月27日 (木)

マイクロフトの住まい

マイクロフト・ホームズはPall Mallに住んでいて、毎朝角を曲がってホワイトホール(の何という役所?)まで歩いて行き、夕方には戻ってくる。一年を通じてこれ以外に運動はしない。ほかに彼が行くところはマンションの向かいにあるディオゲネス・クラブくらいしかないのだった。

 Pall Mallの発音は? ペルメルに決まっているだろう。パルマルなんて読んだら笑われるよ。
 ところが、David Timsonが『ギリシャ語通訳』を朗読しているのを聞くと(CDではThe Adventures of Sherlock Holmesに入っている)、パルマルと発音しているからびっくりする。固有名詞の発音は、ネイティブが読めばそれが正しいのだ。

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コメント

ことはそれほど単純ではない、という話をいつかどこかで読みました。
要は、発話者の「階級」によって発音が異なるということ。
ペルメル、ポールモール(パルマルと聞こえるのかな)、
どっちが階級の高い人の発音なのかは忘れました。
出典も不明です。

投稿: ころんぽ | 2011年10月29日 (土) 09時22分

Pall Mallという煙草があって、これは「パルマル」じゃないぞ「ポールモール」だと聞いたことがあります。ところがそれはアメリカ人の発音で、本場ではペルメルだよ、という話を読んだ。芥川龍之介が誰かの翻訳をペルメルも知らないとけなしているエッセイがあったように思う。ホームズの台詞ですからペルメルのはずなのにおかしいなあと思ったわけです。

ちょっと話は違うけれど、Basil Rathbornはベイジルで決まりかというと違って、ドリアン・グレイの肖像の朗読ではドリアンの絵を描く画家が「バジル」と呼ばれています。

投稿: 三十郎 | 2011年10月29日 (土) 11時27分

ブルースパティントン潜水艦の失われた設計図を追っていたホームズたちは
最後に意外な人物が犯人だったことに気が付きます。
そのときマイクロフトとシャーロックの間にこんな会話がありましたよね。
“You can write me down an ass this time, Watson,” said he.
“This was not the bird that I was looking for.”
“Who is he?” asked Mycroft eagerly.
“The younger brother of the late Sir James Walter, the head of the Submarine Department.
Yes, yes; I see the fall of the cards. He is coming to. I think that you had best leave his examination to me.”
このI see the fall of the cards.って、訳すとしたら
「(やった、やった)運が回って来たぞ」が近いのでしょうか。

※you had betterじゃなくてyou had bestなんて言うんですね。
you had betterも、上から目線のかなり強い表現ですから、you had bestは命令ですか。

投稿: ころんぽ | 2011年10月29日 (土) 19時10分

こういう会話があったのですねえ。僕はホームズはいろんな人が読んだテープを集めて聴いているけれど、60篇全部揃いではなくてブルースパーティントンは抜けているのです。CDで抜けているのを聴き直さなくては。
どういう意味ですかね。
You had bestもそう言えば何度か出て来ますね。ホームズがワトソンに対して使っている。どういうニュアンスだろう? You had betterは偉そうだから余り使うなというのは高校で習ったけれど。

投稿: 三十郎 | 2011年10月29日 (土) 19時55分

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