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2011年12月21日 (水)

アーミーコーチ補足

 アーミーコーチにはもう決着がついたと思っていたが、平山歯科医院日記を見たらまだ何か書いてあるので補足。私は「チャーチルは士官学校入学とともに数学とは縁が切れた」と書いた。チャーチルの『わが半生』に書いてあるというのに、信用しない。以下に引用する。

 チャーチル『わが半生』角川文庫版p.37
その後この輩(数学を指す――引用者)とは会わない。最後の三度目の試験合格とともに、彼らは悪夢の幻影の中へみな消え去った。

 同上p.p.54-5
サンドハーストでは新規まき直しであった。前のようにラテン語やフランス語あるいは数学ができなくて、ハンディキャップをつけられることがなかった。みんながいっせいに新規なことをならうので一列平等に出発した。過程は戦術、築城、地形学(地図作成)および軍法、軍政だった。このほかに教練、体操、乗馬があって、競技は好きなものだけがやればよかった。規律は厳格で、勉強、練兵の時間が長かった。一日が終わると全く疲れた。私は勉強がおもしろく、とくに戦術と築城に興味をもった。

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コメント

よくは知りませんが、コンピュータのない時代、弾道計算などに数学の知識は必須だったのではないでしょうか。数学が試験科目にないとしたら不自然な気もします。

投稿: ころんぽ | 2011年12月21日 (水) 18時00分

砲兵科と工兵科は士官学校でも数学が授業科目にあったでしょう。1939年までウールウィッチ士官学校で砲兵と工兵を養成していた。コナン・ドイルの弟イネスは1891年にウールウィッチに入学しています。

投稿: 三十郎 | 2011年12月21日 (水) 19時53分

【ちょっと余談です】

2年前にはすでに完成していたサイトらしいのですが、本日、有名サイトに紹介記事がのり
http://www.appbank.net/2011/12/21/iphone-news/345875.php

この「無料全訳」がふたたび注目を集めました。
http://www.221b.jp/


私もこれで知ったので、「愉しみ」に載っていたくだんの箇所を探すと・・・なるほど、こういうふうにしているのか、と。
訳者名はあえて入れないみたいですね。

投稿: Gryphon | 2011年12月21日 (水) 22時42分

なるほど。僕はとりあえず「ボヘミアの醜聞」の冒頭を見てみましたが、かなり乱暴ですね。もう一つの無料訳のような癖はないのでスラスラと読めてしまう。これを携帯電話で読まれては本が売れなくなるはずだ。恐ろしや。
ところで大晦日のヒョードル対石井慧はどうですか(ゴン格)。

投稿: 三十郎 | 2011年12月22日 (木) 19時59分

キャリアや実績的にはヒョードル優位は動かないチャレンジマッチだと思いますが、石井は本気で取り組んでいますし、大器の片鱗を見せたいところですね。

ちょっと翻訳一般に関わる話題を「新造語の定着」という話題と絡めてTBさせていただきました

投稿: Gryphon | 2011年12月24日 (土) 10時14分

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