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2012年9月14日 (金)

題名について

 本の題名を決めるのはむつかしい。T・S・エリオット氏の言うように猫に名前を付けるのもむつかしいが。
 
 
  丸谷才一氏のエッセイは面白くて欠かさず買うのだけれど、題名が凝りすぎていて覚えられないのが困る。
 僕はアカペラは赤ペラだと思っていた(ペラって何だ? 青ペラや白ペラがあるか?)
  広辞苑で見ると

 ア‐カペラ【a cappella イタリア】(「礼拝堂風に」の意) 合唱曲で、器楽の伴奏のない演奏形式。無伴奏体。パレストリーナのものが代表的。
 
 
  今度の本も『コナン・ドイル伝』とするつもりだったが、スタシャワーの『コナン・ドイル伝』が昨年に東洋書林から出ているので、たとえば本屋が取次に注文するときに混同されては困るというので「伝」を省いた。
 編集部のHさんによると、「アーサー・コナン・ドイル」としてはどうかという案もあったが「長すぎる」というので却下されたという。
 そう言えば、前に訳したMahatma Gandhi and His Apostlesも僕は『マハトマ・ガンディーと使徒たち』とするつもりだったが、編集部のYさんが「長すぎます」というので、マハトマを省いたのだった。「しと」と聞いても「使徒」が出てこないので不利だ。「しと?」「使いにぎょうにんべんの徒です」「???」

『007は殺しの番号』という映画の邦題もよく考えて付けたものだ。原題がDr.Noなので『007医者は要らねえ』という案もあったそうだ。東京泰文社では、この題が帯に書いてあった(昨年、神保町に行ったら別の店になっていた。親爺さんは亡くなられたそうだ)。

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