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2013年11月 6日 (水)

下訳について(4)

 以下、空想です。
 私が、大久保康雄氏のような有名な翻訳者であるとする。楽をして稼ぐには、やはり下訳を使うに限るだろう。
 優秀な下訳者を見つければよい。
 私と同じくらいか私より上の語学力がある若い人を見つける。
 語学力? 英検などは信用しない。1級といっても白帯じゃないか。黒帯でなくてはだめだ。
 トーフルだかトーイックだかは一度受けさせられたことがあるが、あれも駄目だ。あんなもので何点なんてアホらしい。
 元専門家として言えば、やはり受験英語に限る。
 京大の入試問題を実際の入試と同じ条件で解かせてみる。東大の問題は駄目だ。出題形式を工夫しすぎている。
 京大の問題は、英文和訳(下線部訳ではなく全文訳)2題と和文英訳1題だったと思う(採点はさぞ大変だろうと思うが)。最近は出題形式を変えているだろうか? それなら古い問題を使う。
 答案を見れば「使えるか、使えないか」の判定はつくはずだ。
 しっかりした語学力のある人に下訳をワードファイルで出させて、ワトスン→ワトソンのように自分の好みで少し直すけれど、ほとんどそのまま出版社に渡す。
 これなら随分楽だ。しかし、いつまでも搾取を続けることは徳義上許されないから、2年くらい経ったら、出版社に「この人は腕が確かです」と紹介してあげて、別の下訳者を見つける。
――というようなことができればいいのだけれど。
 いや、私にできないだけで、こういうシステムは未だ健在であるらしい。

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