ゴルゴ13は1968年に小学館のビッグコミック誌に連載が始まり、いまだに現役で活躍しているのですね。さいとうたかお先生に励ましのお便りを出そう。
ゴルゴ13についてはずいぶん研究が進んでいる。
ウィキペディアで「ゴルゴ13」を引くと、M16の狙撃銃としての使用の問題についても詳しく書いてある。以下引用
・現実のM-16について
本来のM16は、軍用アサルトライフルである。狙撃銃としての精度は、大口径の銃・ボルトアクションライフルのほうが優れている。また「死者を出すよりも負傷者を増やすほうが、敵方へのダメージが大きい」という合理的理由により、殺傷能力は小さい(反面、携行弾数が多くなっている)。
ただしM16はアサルトライフルとしては高精度である。遠距離狙撃には用いる事ができないが、100m程度の近距離狙撃には用いられる事もある。そのため特殊目的ライフル(Special Purpose Rifle)として、M16の狙撃銃型も存在する。
・作中でのM16の描写
単純に任務を遂行する目的としては、M16がそぐわない事は、ゴルゴ13も承知の上である。しかしながらゴルゴ13はフリーランスの狙撃手であり、単純な狙撃をこなせばいいという訳ではなく、戦闘に突入する事も頻繁にある。よって、狙撃兼戦闘のための銃として、M16は最適の選択である。その意味をゴルゴは作中でAKシリーズを設計したカラシニコフに対して、「俺はワンマンアーミーだからだ」と一言で述べている。 (引用終わり)
「ゴルゴ13も承知の上である」と言うことだったのか。なるほど。
しかし、ひとつ気になることがある。アサルトライフルって何だ?
どうやら突撃銃assault rifleのことらしい。
リーダーズプラス英和辞典で引いてみよう。
assault rifle
【軍】 突撃銃, アソールトライフル《大きな弾倉をもつ軍事用(半)自動ライフル; アソールトライフルタイプの民間人用の銃》.[G Sturmgewehr の訳; MP 44 に対し Hitler が命名]
assaultの発音はカタカナなら「アソールト」になるのは常識だと思うけれど、どうやら、アサルトライフルが定着してしまったようだ。
詩人のRobert Browningは正しい発音でブラウニングと呼ぶが、
有名な銃器設計者のJohn Browningはブローニングと呼ぶことになっているのと同じらしい。
私を起こしたのはライフルの安全装置を外す、カチャリという金属音でした。戦場にいる兵隊なら、たとえどれだけ深く眠っていようとも、その音を聞きのがすことはありません。それは何といいますか、特別な音なのです。それは死そのもののように重く、冷たいのです。私はほとんど反射的に、枕元に置いたブローニングに手をのばそうとしましたが、誰かにこめかみのあたりを靴底で蹴りあげられ、その衝撃で一瞬目が見えなくなりました。呼吸を整えてからうっすらと目を開けると、私を蹴ったらしい人間がかがみ込んで私のブローニングを拾い上げるのが見えました。ゆっくりと顔を上げると、二丁のライフルの銃口が私の頭に向けられていました。その銃口の向こうには蒙古兵の姿が見えました。
(間宮中尉)